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カート

カートが空です

ARTiSAN 知識コラム

飲み物が、なぜずっと冷たいのか。

二重構造とステンレスの、知られざる仕組み。

二重構造は、魔法瓶と同じ原理でできている

「なぜ、このタンブラーは長時間冷たいままなのか」。そう感じたことはないでしょうか。

秘密は、器の壁の中にあります。二重構造の器は、内側と外側の金属層の間に密閉された空気層(または真空層)を持っています。これは、いわゆる「魔法瓶」と同じ原理です。

熱の伝わり方には3種類あります。伝導(固体を通じた伝達)、対流(液体・気体の流れによる伝達)、放射(熱線による伝達)。二重構造はこの3つを同時に遮断することで、飲み物の温度を長時間保つことを可能にしています。

知識コラム

なぜ冷めないのか、3つの理由

素材について

18-8ステンレスとは何か。

ARTiSANの多くの商品に使われているのが「18-8ステンレス」という素材です。この数字は、鉄にクロムを18%、ニッケルを8%含む合金であることを示しています。

クロムは表面に酸化膜(不動態膜)を形成し、錆の原因となる酸素や水分の侵入を防ぎます。ニッケルはこの膜をより安定させ、耐食性と耐熱性を高める役割を担います。

食器・キッチン用品に広く採用されているのは、この安定性と清潔さを保ちやすい特性によるものです。金属素材でありながら食品に対して安全性が高く、酸性・アルカリ性の食品にも影響を受けにくいとされています。

金属の器に漆を施す、ということ。

漆は、日本で古来から使われてきた天然の塗料です。漆の木の樹液を精製したもので、硬化すると非常に強固な塗膜を形成します。耐水性・耐酸性・耐熱性に優れ、食器への使用に適した素材として、縄文時代から日本の食文化を支えてきました。

ステンレスという現代の金属素材に漆を施すことで、二つの素材の長所が重なります。18-8ステンレスの構造的な強度と衛生性。漆の豊かな色彩と、艶やかな表面。

この組み合わせが、漆磨シリーズの器の外観を形成しています。一般的な陶磁器の漆塗りとは異なり、ステンレスの金属光沢の上に漆の深みが乗ることで、独特の質感が生まれます。

知っていると、器の選び方が変わる。

二重構造という仕組みを知ると、器を手に取るときの感覚が少し変わるかもしれません。

「なぜ結露しないのか」「なぜ長く冷たいのか」。その答えが、器の壁の中にある。そう思いながら使うと、日常の道具が少し違って見えてきます。

素材と構造を知ることが、長く使うための最初の一歩です。